こんにちは。国語科の高倉です。前回のブログでは、現代文を学ぶ意義として「構造を見抜く力」と書かせていただきました。今回はその第二弾として、「適切に選択肢を判別する力」について書かせて頂きます。
次の文章について、内容として適切なのは①と②のどちらか、お考えください。
努力は結果に直結しないこともある。しかし、だからといって努力そのものが無意味になるわけではない。重要なのは、努力は結果だけで価値が決まるものではないと考え、過程の中で自分の課題を見つめ直す姿勢である。
① 結果が出なくても、努力をし、その過程を分析することには価値がある。
② テストで点数が上がらなくても、毎日ノートにまとめ直し、疑問点を明確にする行為には意味がある。
正解は①です。本文の内容を適切に言い換えていますね。と、ここで考えたいのは、②がなぜ違うのかという点です。いかがでしょうか?
実はですね、②は説明のレイヤーがずれているのです。レイヤーとは「説明がどの程度一般的か」という程度のことです。本文では、努力のあり方を特定のジャンルに限定することなく説明しています。②は具体例としては適切ですが、努力の範囲がテストに限られており、本文とレイヤーがずれてしまっています。
このように選択肢の問題では、正解の選択肢を選ぶだけではなく、誤りがなぜ誤りなのかを考えることが重要です。こうした学習の繰り返すことで、次第に誤りのパターンが蓄積され、正解不正解を適切に判断する力が養われていくのです。
マストの授業では、本文の構造を見抜く力とともに、選択肢を適切に判断する力も日々養っています。
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