もし模試亀とうさぎさんYeah!!

みなさん，こんにちは。
学習塾マスト数学講師の舟根です。

あっという間に11月末になりまして，
今年も残すところあと1ヶ月程となりました。

通常の大学受験予備校でも，間もなく2学期が終了し，
ここから所謂直前期というものに突入していきます。

さて，ここまで自分の実力を測る指標のひとつに模擬試験がありましたが，
その模擬試験ももうほとんどすべて終わってしまったのではないでしょうか。

中には，最後の模擬試験の結果が思うようなものではなく，
この時期に志望校の下方修正を行おうとする方がおられますが，
私は絶対に志望校の下方修正はするなと言っています。
特に現役の高校3年生はこれから試験に向けてまだまだ実力は上がっていきます。

もちろん最後の模擬試験の結果が思うようなものだったとしても，
決して油断してはいけません。

最後の模試が終わった段階での自分の位置は確かにそこかもしれませんが，
そこから実際の入試までは2～3ヶ月程の時間があるのです。
そして，実はその期間に結構すごいことがたくさん起きるのです。

一旦目隠しされて，自分と他者の位置がわからなくなります。

自分よりも前を走っていたうさぎがいます。
そのうさぎがそのまま走り続けられれば，自分より先にゴールにたどり着くかもしれません。
でももしそのうさぎがどこかで歩みを緩めたのなら，追い抜くチャンスはいくらでもあるかもしれません。

自分よりも後ろを走っていたうさぎがいます。
まだ結構後ろにいると思っていたのに，実はものすごい勢いで迫ってきて，
あっという間に自分を追い抜いていくかもしれません。

自分よりも前を走っていた亀がいます。
その亀の歩みは他者よりも遅かったかもしれませんが，着実に進んでゴールにたどり着くこともあります。

自分よりも後ろを走っていた亀がいます。
その亀に追いつかれるなんて誰も思わないのですが，
その亀がある日ドラゴンに進化して壮絶な勢いですべてを追い抜いていくこともあるのです。

そしてこれらの事象を誰も観測することなく，合格発表の場で自分がゴールにたどり着けたか否かだけがわかるのです。

それを逆転合格と呼ぶ方もいるかもしれません。
でもそれは必然かもしれません。

何が言いたいのかというと，
合否はまだ確定されていない。
歩みを決して止めてはならない。
未来を変える力を持つのは，今の自分であるということです。

自身の可能性を信じて，残り時間が０になるその瞬間まで諦めずに前に進もうじゃないか。

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