こんにちは。マスト数学科講師の横谷です。今回は恒例の大学別分析シリーズとして人気の高い筑波大学の文系数学について解説していきたいと思います。
筑波大学(文系数学の特徴)
- 設問数は少なめ(2~3題)で1問の分量がやや重い。
・標準~やや難レベルの問題が中心。
・難問奇問は出にくく教科書レベルの題材についてその理解を深く問う構成。
・計算量は中程度。
- 出題範囲
・数列, 場合の数・確率, 微積分, 2次関数, 図形と方程式が頻出。
- 記述式だが完璧な証明より論理構成を重視
・証明の細かさよりどう式を立てたか, どう処理したかが採点ポイント。
・部分点が取りやすいので途中式を丁寧に残すのが重要。
- 誘導に乗れる力が得点差を生む
・(1)で具体的な値を求める→(2)で一般化したものを求めるといった誘導型の作りが多い。
この流れに乗ることが出来れば一気に得点が伸びる。
筑波大の難しさ
・高度な知識は不要→だが思考を整理して解いていく力, 誘導に乗る素直さが要求される。
・途中式が採点に関わるので書くスピードも勝負→1問の解答時間はそこそこ多いがその分書くことが多い。
筑波大学は丁寧さが勝つ入試
・誘導に素直に乗る。
・必要な途中式をしっかり書く。
・参考書や問題集に載っているような標準問題を確実にとる。
このことを意識して勉強してほしいと思います。
記述答案をしっかり書くことはとても難しいことです。ですがしっかり訓練をすることで仮に時間内に答えにたどり着けなかったとしても部分点を大量に取ることが可能です。 マストの授業では記述の仕方もしっかり訓練しますので気になる方は是非お気軽に体験授業にお越し下さい。
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