こんにちは!学習塾マストの角脇です。
先日、中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会外国語ワーキンググループ(第2回)が実施されました。
いわゆる新学習指導要領の中身を決めていくための会議です。
英語教育に携わる身としてこの会議の内容には毎回注視していますが、今回も面白い内容が含まれていました。
「AIがどんどん便利になっていくこの時代に、英語を学ぶ意義は何なのか?」

皆さんはどう思いますか?
個人的には、技能面と情緒面で英語を学ぶ意義があると思います。
<技能面>
まず、情報を伝達する手段としては多くの観点において(スピードや概要の抽出など)既にAIが上だと思います。
それ以外の技能面を鍛えることが、英語を勉強する理由になりうると思います。
・批判的思考力を養う
・学び方を学ぶ
という面は有意義だと感じます。
英語の長文を読み解く中で、批判的に文章を読む力が鍛えられます。これは、日本語の文章を読む場合よりも「仮説→検証」という思考回路を多く使うからではないかと感じています。
また、英語を学ぶプロセスで、学習者は様々な面での熟達を経験します。単語を覚えたり、文法理論を理解して適用できるようになったり、耳で聞いて理解できるようになったり、説得力のある英文を書けるようになったり。物事の学び方を身につける材料として、英語を学ぶということは多くを教えてくれるものだと思います。
また、AIを使うとしても、全てAI任せで伝達するのではなく、
・AIが出力した言葉を点検(取捨選択や修正)する
ということが大事になってくると思います。
AIが出力する内容や表現を点検するためには、むしろ今よりも高度な英語の運用能力が必要とも言えそうです。他分野ですが、プログラマーの中には、AIに短い時間でコードを書かせることができてもそれを点検するのにそれ以上の時間がかかると感じている人がいると聞いたことがあります。
AIの利用には原理上、hallucination(AIが幻覚を見て誤った内容を出力すること)の問題もつきまとうので、やはり最後は人の判断が必要です。
<情緒面>
情報伝達という意味合いでの英語力の重要性が低くなり、情緒面での重要性が高くなっていくように思います。
・対人コミュニケーションにいそしむ
・外国語の表現や音声の面白さを楽しむ
・相対的に母国語の良さに気づく
というような、道具としての英語ではなく、娯楽としての英語というような位置付けは残ると思います。
また、AIを使わず血の通った言葉で話すことを好む人もおそらく残るので、自分の言葉で英語を話せる人の優位性は(希少性も高まるので)むしろ高まる可能性があると思います。
そう考えると、
・国際社会で信頼を得る
ための手段としては、これからも英語を話せることは重要であり続けると思えます。Zoomがこれだけ広まっても対面で話す重要性が衰えません。それと同様に、自分の言葉で話す重要性も衰えないと思います。人間の進化がAIの進化のスピードについていけないので、人間の言葉が完全にAIに取って代わられるのはかなり先のことかもしれません。
AIが人間にもたらす影響については、大学入試英語長文の頻出テーマになりつつあります。
たとえば慶應義塾大学環境情報学部の2025年の入試では、「死者と対話する手段としてのAIの利用」というテーマの英文が出題されました。タイトルからして面白いですよね。
長々と書いてしまいましたが、中高生へのメッセージは以下の通りです。
なんでも良いので、英語を学ぶ目的があると楽しいですよ。
私は毎日授業をしていて、楽しくて仕方ないです。(生徒には伝わっていると思います。)
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